2021.11.11

済生会について

事業の内容

済生会の施設数と利用者数(令和元年度)
済生会は、398施設・440事業を運営し、63,000人が働く、日本最大の社会福祉法人です。令和元年度は、2,111万人が本会を利用されました。

済生会全体

398施設・440事業
利用者数 2,111万人
主な施設
病院 82
 入院 680万人
 外来 978万人
介護老人保健施設 29
 入所 731万人
特別養護老人ホーム 53
 入所 145万人

特徴的な取り組み

◇無料低額診療事業

217万人
生計困難者のために無料または低額な料金で診療を行なう事業

◇生活困窮者支援事業(なでしこプラン)

18万人
ホームレスやDV被害者など生活困窮者全般を対象に、行政や関係機関と連携して訪問診療、健康診断、就労支援等を行なう事業

◇瀬戸内海巡回診療

7,000人
済生丸で、瀬戸内海に浮かぶ島々(岡山、広島、香川、愛媛)を対象に、診療や保健予防活動を行なう。

 

済生会について──三つの目標

すべてのいのちの虹になりたい

済生会は、明治天皇が医療によって生活困窮者を救済しようと明治44(1911)年に設立しました。
100年以上にわたる活動をふまえ、今、次の三つの目標を掲げ、日本最大の社会福祉法人として全職員約62,000人が40都道府県で医療・保健・福祉活動を展開しています。

●生活困窮者を済(すく)う

●医療で地域の生(いのち)を守る

●医療と福祉、会を挙げて切れ目のないサービスを提供

病、老い、障害、境遇……悩むすべてのいのちの虹になりたい。

済生会はそう願って、いのちに寄り添い続けます。

活動の方針

 

済生会の三つの活動目標

生活困窮者支援の積極的推進

済生会設立の目的は、生活に困っている人を医療で助けることです。
生活保護受給者をはじめ、経済的に困っている人の医療費を無料にしたり減額したりする「無料低額診療事業」を積極的に行っています。平成30年度は延べ215万人が対象となりました。
済生会生活困窮者支援「なでしこプラン」を実施しています。対象者をホームレスやDV被害者、刑務所出所者、外国人等へも広げ、訪問診療、健康診断、予防接種等を無料で行う事業で、30年度は延べ17万6千人に実施しました。事業名の「なでしこ」は本会の紋章に由来しています。
さらに、済生丸が離島を回って診療を行う瀬戸内海巡回診療など、離島やへき地での医療にも力を注いでいます。

最新の医療で地域に貢献

済生会は、いのちの面から地域を支えます。最新の医療機器、高度な技術、手厚い看護。超急性期から亜急性期、慢性期・リハビリと段階に合わせて対応し、常に患者の立場に立った医療を提供します。
災害時には地域を越えてスタッフを派遣。救命救急から慢性期、そして生活再建に向けた心のサポートまで、緊急時も段階に合わせた支援活動を展開しています。

医療と福祉、切れ目なく

医療と福祉は密接な関係にあります。済生会は医療・保健・福祉を総合して提供できる団体です。全組織が連携し、施設・設備・人というすべての資源を動員して切れ目のない、シームレスなサービスを提供しています。
そして、高齢者や子どもたち、障害者が当たり前にその一員となり、共に生きる地域づくりに貢献します。